3通りのナイトケア

訪問介護サービスを利用している在宅介護でしばしば問題になるのが夜間の介護だ。一般的には訪問介護サービスは朝から夕方遅くの時間までしか対応していないため、ナイトケアについては自宅にいる家族が行わなければならない。ただ、体位を変えるなどの技術が必要なケアも夜間に必要になることが多い。それが理由でやはり入所型の介護施設を利用しようと考えるケースも少なくない。しかし、3通りの方法で夜間も介護サービスを受けることが可能なので、在宅介護を継続できるかを慎重に検討してみよう。

1つ目は夜間対応をしている訪問介護サービスを利用する方法だ。最も単純な方法だが、夜間対応をしている施設はまだあまり多くはないので、自宅から利用できる範囲に施設があるかを確認しよう。遠い場合には追加料金がかかることもあるので注意が必要になる。

2つ目の候補は個人で起業して訪問介護サービスを提供している介護職者を探してみる方法だ。独立しようと考える人もだんだんと出てきているため、地域によっては見つかる可能性がある。柔軟な対応を心掛けていることが多いため、相談してみると対応してくれることもあるのだ。

3つ目は家事代行サービスを利用する方法である。この方法は介護保険を適用できないので注意が必要だが、ナイトケアが可能な業者で、かつ夜間対応をしている業者を探せば対応してもらうことができる。他の家事も任せたいときには特に優れている方法で、コストパフォーマンスが高い。